トラクターの中古価格の相場は?購入・買取・売却する3点から解説!

今回はトラクターの中古価格の相場はどの程度なのか、購入と買取、売却する際の3点から解説していきたいと思います。

 

ラクターは新品でなくとも中古でしっかりと見極めて購入できれば長年使い続けることもできますが、見極めにはしっかりとしたポイントがあります。

 

そこでこの記事ではトラクターの中古価格の相場と、購入、買取と売却するときの価格をしっかりと解説していきますので、購入する際の参考にしてください。

 

ラクターの中古価格の相場はいくら?

一概にこの価格が相場だと言いにくいですが、中古トラクターの価格は主に以下の4点を目安に決まります。

 

  • 馬力
  • 年式
  • 稼働時間
  • メーカー

 

まず馬力は新品の場合が「1馬力×10万円」と言われていますが、中古トラクターの場合は3分の1の金額である「1馬力×3、4万円」が基準です。

 

また年式は古ければ古いほど価格が安くなり、十数年前のものであればかなり安価で売られています。

 

次に稼働時間によっても値段が変わるので、中古トラクターを買う際にはどのくらい使われていたのかの確認をすることも大切です。

 

ちなみに稼働時間はトラクターに付いている「アワーメーター」という部分を見れば確認することができ、キーがオンになっていた時間が数字で表示されています。

 

そして最後のポイントはメーカーで、国内でも人気の高いクボタやヤンマーなどのトラクターは価格が少し高めである点が特徴です。

 

しかし国内であれば古い年式でも長年使い続けることもでき、パーツさえあれば修理ができるので、少し高くなっても長い目で見ればお得に使えることもあります。

 

このように中古トラクターの価格は以上の4つのポイントで決まっているので、購入する際にはこれらの点を見比べて適正な金額かどうかを見極めていきましょう。

 

 

では次の見出しでは国内シェアNo.1メーカーであるクボタの中古価格の相場を解説していきます。

 

 

クボタのトラクターの中古価格の相場

農業機械で国内シェアNo.1のクボタのトラクターは耐久性の高さや修理のしやすさなどから、ほかのメーカーよりも少し高い価格で売りに出されている場合が多いです。

 

ちなみに一つの参考としてヤフオクでは直近30日以内で、172件の中古が落札された平均落札価格は840,767円です。(2020/12/24時点)

 

クボタのトラクターは耐久性に優れているだけでなく、パワーが弱いと言われているディーゼルエンジンの弱点を克服し、小型かつパワフルで低燃費なことが特徴で、海外からも人気を集めています。

 

また年式の古い製品でも35万点の部品を備え、生産終了した製品でも3Dスキャンで復元するなど部品を安定供給することを心がけているのが特徴です。

 

だからこそ年式の古いトラクターを買ったとしてもパーツが無いという事に陥りにくく、古い年式のものでも高い人気を集めています。

 

どのトラクターを使えばいいのか分からないという方はクボタを選んでおけば間違いないでしょう。

  

では次の見出しではヤンマーの中古価格の相場はどのようになっているのかも見ていきましょう。

 

ヤンマーのトラクターの中古価格の相場

ヤンマーは国内シェア2位のメーカーで、中古の相場は地域によって差があります。

 

そんなヤンマーのトラクターはヤフオクでの直近30日以内の平均価格は134件で629,999円です。(2020/12/24時点)

 

ヤンマーのトラクターは使いやすさだけでなく、小型でスマートかつデザインにも定評がありますが、メンテナンスをしにくいのが特徴で、古い年式のものはメンテナンスがしにくいことからも値段が低めになっています。

 

また農家の近くに修理可能な工場がない場合は価格が安くなる傾向があり、逆に工場があるエリアでは高い需要を誇っているので、新しい年式のものが出ている場合もあるのが特徴です。

 

ほかにもヤンマーは故障した際に修理が高くつくことから、新しい年式のものに買い替える方も多く、比較的新しい製品が中古市場に並んでいる場合もあります。

 

国内でもヤンマーに強い地域と弱い地域があり、格差が強いのがヤンマーの特徴です。

 

では次の見出しからはトラクターを購入する場合の価格はどの程度なのかを解説しているので見ていきましょう。

 

ラクターの中古価格【購入する場合】

ここではクボタとヤンマーの中古を例として取り上げているのでご覧ください。

 

クボタ

中古価格の例1

中古価格の例2

 

ヤンマー

中古価格の例1

中古価格の例2

 

ラクターを購入する場合の中古価格で購入するにはオークションや販売業者を利用して買う事がおすすめです。

 

業者であれば実績を確認できるだけでなく、相談しながら買うことができるので、自分に適した馬力などを知る事ができるでしょう。

 

またオークションでは想定よりも安い値段で買える可能性もあるので、できるだけ費用を抑えたい場合は活用してみることもおすすめします。

 

 

では次の見出しでは買取る場合の価格はどの程度かを解説していきます。

 

ラクターの中古価格【買取の場合】

ラクターを購入する以外にも知り合いの農家などから買い取ったり、ジモティーなどのサイトで買い取るという方法もあります。

 

買い取る場合は、知り合いであれば通常よりも安く買えたり、代替わりで廃業する場合に処分に困っている場合は貰えたりすることもあるのが特徴です。

 

しかし整備が行き届いていない場合もあるので、買い取った場合に修理費が高くついたり。いざ運転してみると調子が悪いということもあるので、しっかりと確認しておかなければなりません。

 

未整備品を買い取る際にはオイル漏れが無いか、しっかりと動作するのか、部品の販売が終了していないかなどの確認をしっかりと行っておきましょう。

 

クボタ

参考例

 

ヤンマー

参考例

 

ここまで購入と買取の場合をそれぞれご覧いただきましたが、次の見出しでは売却についても解説したいと思います。

 

ラクターの中古価格【売却の場合】

ラクターの売却価格は以下の4つのポイントのうちどれかに当てはまっていれば高値で購入されやすくなります。

 

  • 馬力が強い
  • 国産メーカー
  • 稼働時間の少なさ(300時間以内)
  • 年式・人気モデルかどうか

 

まず馬力の弱いトラクターは畑を耕す際などに時間がかかってしまうため、中古でも馬力が強いものが好まれる傾向で、さらに国産メーカーであれば故障もしにくいので高値がつきやすいです。

 

また稼働時間の少なさも重要で、一般的に300時間以内であれば稼働時間が少ないとみなされるため売る際に高値がつき、1000時間を超えると売値が落ちていく傾向にあります。

 

そして年式ですが、新しいものほど高く売れるのは当然で、人気モデルかどうかも売値に影響することもポイントです。

 

とくにクボタL1、A、X、GL、GT、KL、KTシリーズなどは古くても人気が高いので、価格が上がることもあります。

 

しかしどのトラクターも売る際はなるべく早く売るほうがいいので、思い立ったら売ってしまうことがおすすめです。

 

まとめ

今回はトラクターの中古価格の相場を解説し、さらに購入、買取、売却ではどのくらいの価格なのかを解説してきました。

 

ラクターは農業に欠かせない機械ですが、品質の良い中古を買えば長年使い続けることは可能です。

 

品質の良いものを見極めるためにもこの記事で解説したように稼働時間や年式、どのメーカーのものなのかなどをしっかりと確認して購入することが必要になります。

 

購入する際にも色々な業者を見比べて、しっかりと自分に適したトラクターを買えることが大切です。

 

あなたもこの記事を参考にして中古トラクターをお得に購入していきましょう!